サウジアラビアなど中東4か国 カタールと国交断絶 #nhk_news https://t.co/9XWu898DSm
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年6月5日
サウジアラビアとUAE、バーレーン、それにエジプトの4か国は5日、それぞれの国営通信社を通じ、カタールとの国交を断絶すると発表しました。
その理由について、サウジアラビアは「カタールが、イランが背後にいるテロ組織やイスラム過激派の支援を継続し、各国の安定を脅かしている」などとしています。
カタールでは、国家元首のタミム首長が先月、イランとの関係改善を訴える内容の演説を行ったと伝えられ、イランと断交しているサウジアラビアやバーレーンなどから非難の声が上がっていました。
これに対してカタールは、タミム首長の演説を伝えた国営通信が何者かにハッキングされ、誤った内容の記事が配信されたと主張していましたが、サウジアラビアなどはメディアを通じて非難を強めていました。
サウジアラビアを中心としたスンニ派のアラブ諸国は、シーア派の大国イランと激しく対立しており、今回の国交断絶はイランと比較的良好な関係を維持してきたカタールに対する圧力だという見方が出ています。
カタール、4カ国による断交は不当で事実無根=アルジャジーラ https://t.co/tZc5ca4Elb pic.twitter.com/pxwpMWWi32
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) 2017年6月5日
アルジャジーラによると、カタール外務省は断交は「不当で、事実無根の主張や疑いに基づいている」と指摘した。また、断交の決定は「国民や居住者の通常の生活に影響を及ぼさない」とした。