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ノーベル財団は、5日、去年のノーベル文学賞を受賞したアメリカのシンガーソングライター、ボブ・ディランさんの受賞を記念する講演の音声をホームページで公開しました。


「ノーベルレクチャー」と呼ばれるこの記念講演は、4日、アメリカのロサンゼルスで収録され、およそ27分間に上ります。この中で、ディランさんは、「最初にノーベル文学賞を受賞したと聞いたとき、“私の歌がどう文学に関連するのか”と驚いた」として、当時は状況を理解するのに時間がかかったと述べました。そして、みずからの歌作りに影響を受けたテーマに戦争の狂気や自然の美しさなどをあげ、「音楽は人を感動させることがすべてだ」と歌にかける思いを語りました。


ディランさんは「歌詞は歌の中で歌われるためにあり、読まれるためにあるわけではない。あなたたちの何人かが、意図した形で歌を聴いてくれる機会があればうれしい」と講演を結んでいます。


ディランさんはノーベル賞の授賞式を欠席し、一時は、賞を辞退するのではないかといった臆測も出ていましたが、この講演によって、およそ1億円の賞金を受け取ることができるようになったということです。

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