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アメリカの首都ワシントンで5日、開かれた式典には、NATOのストルテンベルグ事務総長など関係者が見守る中、モンテネグロ政府がNATO加盟の文書をアメリカ側に手渡し、モンテネグロが正式に加盟しました。


加盟国の拡大は、2009年のクロアチアアルバニア以来で、これによってNATOは29か国の体制となります。


ユーゴスラビアモンテネグロは、2006年の独立のあと、ロシアが強い懸念を示す中でNATOへの加盟を目指してきました。


式典で、モンテネグロのマルコビッチ首相は、争いが続いたバルカン半島の歴史に言及したうえで、「われわれにとってNATOへの加盟は、民主的な価値観のもと、永続的な安定につながる」と述べました。


また、アメリカのシャノン国務次官は、「モンテネグロの加盟は、自由かつ平和なヨーロッパという、われわれの理想に向けた重要な一歩だ」と述べて、アメリカとしても加盟国の防衛義務を果たしていくと強調しました。