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去年は「VR元年」と呼ばれ、360度の映像を鑑賞する機器や映像ソフト、ゲームなどが相次いでリリースされました。


フェイスブック社はVRの先進的な技術を持つ企業を買収したり、360度の視界を記録できる高品質なカメラを発表したりなど、世界最大の交流サイトを運営しながら、早くからVRやAR(拡張現実)といった技術の導入に積極的に取り組んでいます。


その狙いはどこにあるのか。来日した最高製品責任者のクリス・コックス氏は、ソーシャルメディアを流れる情報のトレンドが文字から写真、動画に移っていく中で、「2021年までに、スマートフォンなどで利用するインターネットの通信量の75%が動画になる」という予測を紹介し、動画の中でもVRのような「360度没入型のコミュニケーション」に注目している、と述べました。


フェイスブック社は、ことし4月に「フェイスブック・スペース」という、VR技術を使って離れた場所にいるユーザーどうしが仮想空間上で交流できるアプリを発表しています。


コックス氏は「遠く離れていて会いたいと思う相手と、仮想空間の中で一緒に過ごすことができます。VRは私たちが体験をどのように共有し、互いにつながるかの未来の一つの形だと思う」と述べました。


そして、交流サイトを運営する企業として、「フェイスブックの使命は、人々がより密接につながりあうことを手助けする技術を構築することにあり、そうした技術に投資したいと思う」と述べ、今後もVRや、ARといった技術がコミュニケーションを変える可能性に注目し、積極的に取り組んでいく考えを示しました。


コックス氏へのインタビューは、今月12日放送の「おはよう日本」の中で、詳しくお伝えします。