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リビアで40年以上にわたって独裁体制を敷いたカダフィ大佐の次男で、事実上のナンバー2だったセイフ・イスラム氏は、6年前の民主化運動の際に反政府デモを弾圧して市民を殺害した殺人の罪で、おととし死刑判決を受けました。


セイフ・イスラム氏を拘束していた民兵組織はインターネット上に声明を出し、「セイフ・イスラム氏は9日に釈放されて自由の身となった」と発表しました。理由については「恩赦によるものだ」と説明していますが、この時期に突然、釈放した理由などは明らかにしておらず、セイフ・イスラム氏の居場所も分かっていません。


リビアでは、カダフィ政権が崩壊したあと対立する勢力が争う内戦状態が続いていて、長期にわたる混乱は過激派組織IS=イスラミックステートをはじめとしたイスラム過激派が一定の勢力を保つ要因にもなっています。
セイフ・イスラム氏の釈放をめぐっては認められないという勢力もあり、今後、混乱に拍車がかかる懸念が出ています。