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インドのモディ首相は5日、エルサレムで、イスラエルのネタニヤフ首相と会談しました。


会談のあと、両首脳は覚書を交わし、安全保障の分野で両国の技術協力を促進するための4000万ドル規模の基金の設立や、宇宙開発の分野で協力を強化することなどで合意しました。


モディ首相は「民主主義の国どうしで世界の安全保障について話をした」と述べたのに対し、ネタニヤフ首相も「両国の関係強化は世界を変えていくことができる」と応じ、関係を一層強化していく方針を強調しました。


インドの首相がイスラエルを訪問するのは初めてで、国内に1億人以上いるイスラム教徒や中東のイスラム諸国に配慮して、これまで訪問を控えてきましたが、モディ首相は、イスラム諸国とイスラエルのバランスを取る外交政策によって、訪問を実現させました。


背景には、海洋進出の動きを強める中国を念頭に、イスラエルの協力によって、軍事力の近代化を急ぐ狙いがあると見られています。


一方のイスラエルにとっても、インドは巨大なマーケットを抱えているうえ、パレスチナ問題に直接的な関わりがないことから、軍事やハイテク産業の新たな販路として関係の強化に力が注がれています。