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近年、特に目立つのは日本を訪れる外国人観光客の存在であり、事実、この地域を訪れる観光客のうち6割〜7割が外国人であるという。2009年にはフランスの有名観光ガイドブック「ミシュラン日本版観光ガイド」において観光地として二つ星の評価を獲得、一時はゴーストタウン化していた新宿ゴールデン街が文字通り東京随一の夜の繁華街としてまさに奇跡の復活を遂げたのである。


ゴールデン街においてもこのように見られる「陽が落ちた以降から翌朝までに動く消費活動」は、近年、ナイトタイムエコノミーなどとも呼称され、世界的にその振興の重要性が注目されている都市経済分野のひとつだ。

「日の出と共に目を覚まし、昼は畑を耕す」という農耕文化が育んだ社会規範がいまだ根強く残るわが国では、「夜の経済」というのはいまだ軽視されることが多く、行政による振興の対象として認知されるケースは非常にまれである。特にわが国では多言語対応、もしくは言語不要で楽しむことのできる夜の観光資源の選択肢は比較的夜の観光資源に恵まれた都市部においてすらも、実は他国の国際都市と比べると「夜の観光資源」が乏しい。


例えば、2016年に日本政策投資銀行が行ったアジア8地域からの訪日外国人旅行者に対して行ったアンケート調査に基づくと、「日本旅行で最も不満だった点」に関する問いに対して1位が「英語の通用度」、2位が「母国語の通用度」、3位が「旅行代金」と不満が続き、7位に「ナイトライフ」が登場している。


すなわちわが国を訪れる訪日外国人は、その多くが「ナイトライフ体験」に不満を持っており、その点においてわが国の観光資源は明らかに改善が必要であることがわかる。


その結果、起こっているのが外国人でも楽しめる夜の観光資源を提供しているごく限られた特定施設に訪日外国人客が殺到するという逆転現象である。それが、現在の新宿ゴールデン街の活況を生んだ最大の要因となっているのだ。

現在のゴールデン街には日が傾き始めた時分から観光客が現れ始める。観光客は、この地域特有の入り組んだ路地を散策しながら、気になる店舗を見つけてはチョイ飲みをする。 そもそもこの地域の飲食店は営業面積が小さなカウンタースタイルの店舗が中心で、キッチンも狭く、各店がじっくり腰を据えて客に飲ませるような豊富なメニューを取り揃えているわけではない。


しかし、その狭小の店舗が逆に「ハシゴ酒」にはちょうどよい環境となっており、この街を訪れる観光客たちは街を散策しながら小さな飲み屋を2軒、3軒と巡りながら街全体の雰囲気を楽しむのだ。

木曽崇(きそ・たかし)
国際カジノ研究所所長。1976年、広島県生まれ。ネバダ大学ラスベガス校ホテル経営学部卒(カジノ経営学専攻)、日本で数少ないカジノの専門研究者。

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