ブレグジットと英国式ブレックファストの因果な関係https://t.co/cYJDFJ2Hyt pic.twitter.com/vC3VV3xkqI
— ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) 2017年7月10日
KPMGの分析によると、卵料理にベーコンやソーセージ、煮豆、マッシュルームを添えたオレンジジュース付きの典型的な英国の朝食の費用は13%近く上昇し得る。同国が自由貿易協定や移行期間の取り決めなしにEUを離脱すれば、世界貿易機関(WTO)のルールの下、朝食に使う輸入食材の値段が関税によって跳ね上がるからだ。離脱交渉は2019年3月が終了期限だが、開始後既に波乱含みとなっている。
リポートによると、コストを最も高めそうなのがスペインやイタリア産のオレンジジュースとオリーブ油で、それぞれ34%と30%値上がりする見込み。
しかも、家計は英EU離脱を選択した昨年6月の国民投票以降のポンド下落によって、既に「たっぷり絞られて」いる。衣類やコンピューターなど全ての輸入品のコストが上がる一方で、賃金上昇率はインフレ率に追い付いていない。
KPMGのディレクター、ボブ・ジョーンズ氏は「当社の分析には、消費者や小売業者がポンド安によって既に直面している急激なコスト上昇や新たな非関税障壁のコストは反映されていない」と述べた。
原題:What Brexit Means for Breakfast, it Also Means for Britain(抜粋)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170709#1499597449
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170709#1499597450