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この報告書は、イギリスのロンドンに本部を置く環境団体「グローバル・ウィットネス」が発表しました。


報告書によりますと、去年、環境保護に取り組む人が殺害されたケースは、実態を把握できていない地域があるとしているものの、24か国で合わせて200人に上り、調査を始めてから最も多くなったということです。


国別で見ると、ブラジルが49人、コロンビアが37人、ホンジュラスが14人、ニカラグアが11人などとなっているほか、グアテマラやメキシコでも犠牲者が出ていて、中南米が全体の6割を占めているということです。


具体例としては、ホンジュラスでダムの建設に反対する環境保護活動家の女性が自宅で射殺され、殺害に関わったとしてダムの建設会社の社員が逮捕されたことや、インドで州政府などが進める鉱山の開発に反対した男性が待ち伏せしていた警察官に射殺された事件を挙げています。


報告書を発表した団体は、環境保護に取り組む人々の安全な活動を各国の政府が守れていないことや、悪質な開発を後押しする投資家の存在が問題だと指摘しています。