米最高裁、新入り判事の重要な仕事とは https://t.co/XHU4XrHoUU
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) 2017年7月21日
連邦最高裁の新入りメンバーは最高裁の食堂を監督する委員会に入らねばならない。これは伝統だ。食堂(185席)は最高裁判所の1階にあり、一般にも開放されている。
最高裁判事の地位を長年にわたって渇望してきたにもかかわらず、新入りのほとんどは、平凡な料理を出すという評判に悩まされ、毎年のように赤字に苦しむ食堂の運営という難題への準備ができていなかったことに気付くのだ。
今になって振り返ると「多種多様な好みを持つさまざまな食堂利用者を満足させるサービスの促進を支援するというのが最も難しい課題だった」とブライヤー判事は言う。
2010年に米紙ワシントン・ポストが政府機関の食堂の評価記事を連載すると、その食堂はさらなる「胸やけ」に襲われることになった。A評価を受けた米下院が1位で、米特許商標局と米国防総省、そして米国務省の評価はいずれもC、米農務省と米国立衛生研究所(NIH)はかろうじて合格のD評価を受けた。
連邦最高裁はその次だった。同紙は「崩れかかったボロボロの」ベジバーガー、「これまでに食べてきたサーモンとは似ても似つかない」魚が使われたサーモンライスボールなどに触れ、「その料理は違憲であるべきだ」と主張、落第のF評価を下した。
ソトマイヤー判事は「その翌日、最高裁長官からメモを受け取った」という。「そこには『あなたはクビだ』と書かれていた」