シリア 反政府勢力支配地域で停戦 政権側の優位鮮明に #nhk_news https://t.co/WoH6snVimb
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年7月22日
アサド政権は首都ダマスカスの郊外で停戦することで反政府勢力と合意し、22日正午から停戦に入ったと発表しました。
この地区は、残る数少ない反政府勢力の支配地域の1つで、アサド政権への抵抗を続けていましたが、内戦の情報を集めているシリア人権監視団によりますと、停戦に入ってから戦闘はほぼ収まっているということです。
シリアでは今月上旬にも、反政府勢力が地盤とする南西部でアメリカとロシアの合意に基づき停戦が実現しています。シリアで続く内戦をめぐっては、アメリカのトランプ政権が穏健派の反政府勢力に対する武器供与などの支援の中止を決めたほか、同じように反政府勢力の後ろ盾となってきた湾岸諸国の間で対立が深刻化しています。
このため今回、反政府勢力が新たにアサド政権との停戦に応じたことで反政府勢力の弱体化とアサド政権の優位がより鮮明になった形で、政権側が今後、さらに攻勢を強めることも予想されます。