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イランの国営メディアは、ロウハニ大統領がコーランの一節を引用して発言した内容として「敵が約束の一部を踏みにじるなら、われわれも約束の一部を踏みにじる。もし約束全部を踏みにじるなら、われわれも約束を踏みにじる」と伝えた。


そのうえで「コーランはまた、敵が本当に平和を追求し、恨みを脇におきたいと考えて適切に行動するなら、汝もそうすべきと助言している」と付け加えた。


大統領は、米国がいかなる動きを見せた場合でも、イラン議会は直ちに対応するとし、さらに必要に応じて追加措置をとると述べた。


米下院は25日、イラン、ロシア、北朝鮮に対する制裁発動法案を可決した。ただ、トランプ大統領の署名または拒否権発動までにどの程度の時間がかかるかは明らかでない。


トランプ大統領は25日、イランに対し、2015年に調印した核合意を順守しなければ「極めて大きな問題」に直面すると警告。イランのタスニム通信によると、これに対し、革命防衛隊(IRGC)の司令官は26日「米国が悪さをすれば、反省させる対応を取る」と述べた。