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およそ1300年の歴史がある京都市で最も古い神社の一つ、松尾大社神職だった男性と妻が、宿直勤務の際の残業代などが支払われなかったとして1850万円余りの支払いを求める訴えを裁判所に起こしました。
訴えを起こしたのは、京都市西京区にある松尾大社神職として勤めていた40代の男性とその妻です。


訴えによりますと、男性は月に数回の宿直のたびに30時間以上の勤務をしていたのに、少なくともことし1月に退職するまでのおよそ3年間にわたって、残業代が支払われなかったとしているほか、休日に出勤した際の手当も出なかったとしています。


また、妻も、関連の別の神社で事務などをしていたのに賃金が一切支払われなかったとして、夫婦で合わせて1850万円余りの支払いを求める訴えを28日までに京都地方裁判所に起こしました。


男性は「勤務時間の把握もなされず、普通の会社のようなタイムカードもなかった。一般的、社会的におかしいことはやめてほしい」と話しています。


松尾大社は「訴状が届いていないのでコメントできません」と話しています。


松尾大社飛鳥時代の西暦701年に社殿が建てられたとされる京都で最も古い神社の一つで、本殿などが国の重要文化財に指定されています。