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ベネズエラでは先月30日、マドゥーロ大統領が、新しい憲法を制定するとして、現在ある議会を上回る権限を持つ制憲議会の選挙を強行し、野党側がボイコットしたことからメンバーは大統領派で占められています。


メンバーたちは4日、首都カラカスにある議会の一室で宣誓式を行い、制憲議会が発足しました。議長に選出されたマドゥーロ大統領の側近のロドリゲス前外相は「反体制派が民主的な道を選ばなければ、裁きが下されるだろう。国民全体の合意を目指して対話を行う用意がある」などと述べ、新憲法は混乱を収拾するために制定されると強調し、野党側に対話を呼びかけました。


一方、野党側は、選挙も含め制憲議会を認めない立場を崩していません。また、アメリカや南米各国も選挙が強行されたことを非難しているほか、政権側が投票総数を水増しした疑惑が浮上して検察が捜査を始めていて、制憲議会の発足でベネズエラの混乱は一層深まりそうです。