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およそ60キロにわたって続く九十九里浜は、波が岸壁を削って生じた砂が堆積してできましたが、50年ほど前に岸壁の周囲に波消しブロックが設置されたことなどから、新たな砂の供給がほとんど止まり砂浜の減少が続いています。


千葉県では学識経験者や地元の市町村などが参加した検討会議を作って協議を進めていますが、新たに内陸の別の場所から九十九里浜に砂を搬入し、環境への影響を確認する調査を検討することになりました。


これについて検討会議の委員の1人で、土木研究センターなぎさ総合研究所の宇多高明所長は、九十九里浜から20キロほど内陸にある「高滝ダム」にたまった砂はほぼ同じ地質をしているため、利用できる可能性があると指摘しています。


宇多所長は、「現在の状況は放置できない。このままでは砂浜は増えていかないので、新たな砂を補充する『養浜』が欠かせない」と話しています。


県では地元の漁協などとも話し合いながら、砂浜を維持するための対策を進めることにしています。