毒蛇に素手で挑んだ「ヤマカガシ少年」 大人たちの郷愁を誘う逞しさhttps://t.co/5uS7baXlZB
— デイリー新潮 (@dailyshincho) 2017年8月21日
日がな野山を駆け回り、虫や獣と格闘する少年なんて、今や昔の感があるが、そんな折、驚きのワイルドボーイが現れた。毒蛇に素手で挑んだ「ヤマカガシ少年」
夏である。夏休みも真っ盛り。日がな野山を駆け回り、虫や獣と格闘する少年なんて、今や昔の感があるが、そんな折、驚きのワイルドボーイが現れた。毒蛇に素手で挑んだ「ヤマカガシ少年」の逞しさは、昔は子どもだったすべての大人たちの郷愁を誘っている。
「夏になると小学生がぎょうさん来はりますよ。川で泳ぐんですわ。ヘビなんて山ほどいて、どこでとぐろを巻いているかわからない」
「あの2人は、小学校でもとても有名ですよ」
と言うのは、彼らと同学年の女子である。
「とにかく虫が好きで、よくトカゲとかヤモリをジャーンと見せ合ってます」
彼の一級下の後輩少年も言葉を継ぐ。
「2人とも、塾には行っていないのに勉強は出来る。でも、とにかく生き物が好きですね。カナヘビとか、トカゲ、ヤモリなんかを捕まえて飼っています。カナヘビなんかは、温かい土と冷たい土を混ぜて飼ったりめっちゃ詳しいですね。クラスは別々だけど、いつも一緒で虫のことを話しています。小学校でカナヘビを素手で捕まえられるのは2人だけ。カナヘビは後ろから音を立てると、振り向く。その瞬間にもう1人が首ねっこを掴むというやり方を開発したのです。ヤモリもそう。近所の神社によくいるのですが、前進しか出来ない。前に網を置いておいて、後ろからトントンと音を立てると、網に吸い込まれる、と教えてくれました」
「実は『少年』は少し前、学校生活で悩んでいた。それを『友人』が朝、家に迎えに行き、一緒に登校してあげるなど、支えてくれていたんです」(学校関係者)
ヤマカガシ事件の裏には、意外な“友情”も。友情と冒険、そして「夏」と言えば、『トム・ソーヤーの冒険』、あるいは、『スタンド・バイ・ミー』を思い出す……。