https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com


アメリカ太平洋軍のハリス司令官とアメリカ軍で弾道ミサイル防衛を担う戦略軍のハイテン司令官は、21日から始まったアメリカ軍と韓国軍による定例の合同軍事演習「ウルチ・フリーダム・ガーディアン」に合わせて韓国を訪れていて、22日にソウル近郊にある空軍基地で、弾道ミサイルを迎撃するパトリオットミサイルを背にして記者会見しました。


この中で、ハリス司令官は、みずからの韓国訪問などに反発し演習への対抗措置も辞さない姿勢を示している北朝鮮に対し、「アメリカは、いつでも同盟国を守ることができる態勢を整えている」と強調しました。そのうえで、「最も重要なのは外交的な手段であり、強力な軍事力で後押ししていく」と述べ、北朝鮮への圧力を強化する一方で、外交を通じて緊張を緩和する努力が必要だという考えを示しました。


また、ハイテン司令官は「北朝鮮の挑発を抑止できるすべての資産を提供していく。ミサイル防衛システムを含むすべての選択肢を検討している」と述べました。


アメリカ軍の2人の司令官が合同軍事演習のさなかに韓国でそろって記者会見を行うのは異例で、終了後、韓国南部に配備されているアメリカ軍の最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の部隊も視察しました。アメリカ軍としては、グアム島周辺に向けた弾道ミサイルの発射計画を明らかにするなど、トランプ政権への威嚇を続ける北朝鮮に対し、これ以上、緊張を高めないよう強くけん制する狙いがあると見られます。