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トランプ大統領は22日の演説の中で不法移民対策としてメキシコとの国境沿いに壁を建設することに改めて意欲を見せ、「政府機関を閉鎖しなければならないとしても壁を造る」と強調しました。


議会では、ことし10月から始まる来年度の予算案について来月審議が行われる予定で、トランプ大統領は、壁の建設費を盛り込むよう求めていて、仮に建設費を含まない予算案が議会で可決されてもみずからは署名を拒否することで、政府機関の一部が財源不足のため閉鎖される事態も辞さない構えを示したものです。


これに対し野党・民主党の下院トップのペロシ院内総務は23日、声明を出し「トランプ大統領はむだな壁のために国民の生活を混乱に陥れると脅している」と強く反発し、建設費を盛り込むことには反対する方針を強調しました。


また与党・共和党のライアン下院議長も記者会見で、国境警備を強化する費用の計上は目指すものの、政府機関の一部閉鎖は回避すべきだという考えを示すなどトランプ大統領の発言が再び波紋を広げています。


トランプ米大統領と米上院の共和党トップ、マコネル院内総務との間の緊張を伝える報道が相次いだことを受け、ホワイトハウスは23日、両氏が共有する多くの優先課題において協力を続けていると発表した。


ホワイトハウスは発表文書で、大統領と院内総務は「中間層の減税措置、米軍の増強、南部国境への壁の建設を含め、共有する多くの優先課題において協力を続けている」と表明。


ホワイトハウスはまた、両氏はこれらの課題を協議するため、夏の休会明けに議会指導部とトランプ政権閣僚による会合を予定通り開催すると明らかにした。


これに先立ち、マコネル院内総務は23日、共和党議員らは大統領と「共有目標」を話し合うため、定期的に連絡を取っていると述べた。


去年のアメリカ大統領選挙をめぐっては、共和党の候補者だったトランプ大統領に敗れた、民主党クリントン国務長官が書いた回顧録が、来月12日に出版されます。


アメリカのメディアが23日に伝えた回顧録の抜粋によりますと、クリントン氏は去年10月、トランプ氏がかつて「有名人になれば、女性は何でもしてくれる」などと、女性を見下すような発言をしていたことが報じられ、批判が高まっていた中で開催された討論会について、「小さなステージで私がどこに行ってもトランプ氏がぴったりとつきまとい、凝視してきて不快だった。首に息がかかり身の毛がよだった」と振り返りました。


そしてトランプ氏に対し、その場で「気味が悪い。私から離れなさい」と言うべきだったかどうか自問しているとして、後悔の念ものぞかせました。また、クリントン氏は、選挙で敗北したことについて「屈辱的だった。多くの人が私に期待してくれたががっかりさせてしまった。そのことを背負って残りの人生を生きなければならない」と記しています。


このほか、回顧録ではロシアが選挙に干渉したとされる疑惑などについても、言及していると見られています。