クルド独立の住民投票 米などが実施に圧力 #nhk_news https://t.co/mJ0WSBByEy
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年8月24日
先月、過激派組織IS=イスラミックステートから解放されたイラク第2の都市、モスルの奪還作戦では、イラク軍とクルド人部隊が協力して地上戦の主力を担いました。
しかし、予算配分などをめぐってイラク政府と対立してきたクルド自治政府は、ISとの戦いに一定のめどが立ったことを受け、イラク政府の反対を押し切って来月25日、独立の賛否を問う住民投票を行う予定です。
クルド人は、国を持たない世界最大の民族とされ、投票が行われた場合、周辺国に住むクルド人を刺激して地域の緊張を高めかねないと警戒感が広がる中、隣国トルコのチャウシュオール外相は23日、クルド自治政府を訪れ、バルザニ議長と会談しました。
この中で、チャウシュオール外相が、およそ1か月後に迫った住民投票を見送るよう促したのに対し、バルザニ議長は、「イラクには望みを失ったが、よき隣人にはなれる」と述べ、独立に向けてあくまで投票を実施する考えを示しました。
これに先立って、アメリカのマティス国防長官も22日、バルザニ議長と会談して懸念を伝えるなど、住民投票の見送りを求めて圧力をかける動きが強まっています。