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軍事パレードは、ウクライナが旧ソビエトから独立した記念日にあわせて行われているもので、24日、首都キエフの独立広場で行われたパレードには、親ロシア派との戦闘が続く東部地域にいる兵士も含め、およそ4500人が参加しました。


今回は、アメリカやポーランドなどNATO加盟国の軍も初めて参加していて、演説を行ったウクライナのポロシェンコ大統領は「ウクライナの目の前にはNATOにつながる道が続いている」と述べ、NATOへの加盟を目指してロシアの脅威に対抗していく姿勢を強調しました。


パレードを見物していたウクライナの市民からもNATOへの加盟を求める声が聞かれ、女性の1人は「ウクライナはロシアから完全に自立すべきです」と話していました。


一方、ポロシェンコ大統領は、パレードにあわせてウクライナを訪れたアメリカのマティス国防長官と会談し、ポロシェンコ大統領によりますと、ロシアの脅威を念頭に軍事も含めた幅広い分野での協力について話し合ったということです。


アメリカのマティス国防長官は、就任後、初めてウクライナを訪問し、24日、ポロシェンコ大統領との会談後、現地で記者会見しました。


この中で、マティス長官は、ロシアによるクリミア半島の併合について、「ロシアは力で国境線を引きなおそうとしており、アメリカがこれを認めることはない」と述べ、強く非難しました。そのうえで、ロシアはウクライナ東部の停戦合意を守っていないと指摘し、トランプ政権として引き続き、ロシアに経済制裁をかけ、合意を順守するよう圧力を強める姿勢を示しました。


さらに、マティス長官は、ウクライナ政府が求めてきた武器の供与について、「侵略者ではないかぎり、防衛的な武器は、挑発的なものにはならない。そして、ウクライナは明らかに侵略者ではない」と述べ、トランプ政権として、その可能性を検討する考えを示唆しました。


ウクライナへの武器の供与をめぐっては、戦闘をさらに拡大させかねないという懸念も指摘されていて、オバマ前政権はウクライナ政府の要望には応じていませんでした。

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