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ケニアで先月行われた大統領選挙をめぐって選挙管理委員会は、現職のケニヤッタ大統領が野党連合の対立候補、オディンガ氏におよそ10ポイントの差をつけて再選したと発表しました。


しかし、野党側は「ケニヤッタ大統領に有利になるよう集計で不正操作が行われた」と主張し、裁判所に異議申し立てを行っていました。


首都ナイロビにある最高裁判所は1日、「選挙では憲法の規定に違反する不正があった」として、ケニヤッタ大統領の再選は無効だとする判断を示し、60日以内に再選挙を行うよう命令しました。


法廷では、傍聴していた野党側の支持者から大きな歓声が上がり、オディンガ氏が支持者と抱き合う姿が見られました。ケニアでは、10年前の大統領選挙で開票結果をめぐって大規模な暴動が発生し、1000人以上が死亡する事態となりました。


今回の選挙でも、貧困や失業にあえぎ政府への不満を募らせている野党側の支持者たちが激しい抗議活動を行い、警察との衝突などで24人が死亡する事態となっていて、今後、改めて混乱が広がるおそれも出ています。