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JXTGエネルギーは、JXエネルギーと東燃ゼネラル石油経営統合してことし4月に発足しましたが、ガソリンスタンドはJXが展開してきた「ENEOS」と、東燃ゼネラルが展開していた「エッソ」「モービル」「ゼネラル」の4つのブランドが維持されています。


これについてJXTGエネルギーは6日、経営の効率化に向けて3年後の2020年3月をめどに全国1万3500余りの系列のガソリンスタンドを「ENEOS」ブランドに順次、統一することを明らかにしました。


これによって現在、全国3300か所余りにガソリンスタンドがあり、およそ50年続いてきた「エッソ」、「モービル」、「ゼネラル」のそれぞれのブランドは徐々に姿を消すことになりました。


JXTGは今後、それぞれのブランドでガソリンなどの値引きが受けられるカードのサービスなどを「ENEOS」でも使用できるようにシステムの整備を進めていくということです。

石油業界をめぐっては、ガソリン需要の減少などに伴って厳しい経営環境が続いています。


経済産業省のまとめでは、ガソリンの国内需要は平成16年度をピークに減少傾向が続いていて、昨年度は5251万キロリットルと、この10年余りで15%減少しています。


要因としては、少子高齢化や都市部を中心にした若者の車離れのほか、自動車の環境性能の向上に伴う燃費の改善などが挙げられています。国内需要の減少は今後も続く見通しで、石油業界では経営合理化を目指した再編も進んでいます。


このうち、JXホールディングスが東燃ゼネラル石油経営統合し、ことし4月からJXTGホールディングスが発足したほか、出光興産と昭和シェル石油経営統合を目指しています。また、コスモエネルギーホールディングスも、キグナス石油と資本業務提携を結んでいます。


JXTGは、製油所の統廃合も検討していて、石油業界では、今後の合理化の動きにも注目が集まっています。

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