イージス艦事故続発 背景に「長期の派遣」「訓練少ない」 #nhk_news https://t.co/U5g1VjyRsN
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年9月7日
アメリカ海軍では、神奈川県の横須賀基地に配備されているイージス駆逐艦がことし6月に静岡県沖でコンテナ船と衝突し、先月には別のイージス駆逐艦がマラッカ海峡付近でタンカーと衝突するなど、ことしに入って事故が相次いでいます。
これを受けてアメリカ議会下院で7日、公聴会が開かれ、アメリカの政府監査院の幹部が海軍の調査結果に関して証言し、一連の事故の直接的な原因はわからないとしたうえで、日本に配備されている艦艇について「積極的な運用で海軍のプレゼンスは上がっているが、代償もある」と指摘しました。
そして派遣期間が長期化する一方、訓練時間が少なく、要員の減少で任務にあたる時間も長くなるなど悪影響が出ていて、全体の即応能力の低下につながっていると指摘し、海軍に対し早急に改善策を講じるよう求めました。
アジア太平洋地域では、挑発を繰り返す北朝鮮や海洋進出の動きを強める中国への対応で艦艇の運用の頻度が増加し、アメリカ海軍は一連の事故の背景に共通する問題点があると見て検証を進めています。