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北朝鮮が15日、首都ピョンヤン郊外から太平洋に向けて新たに弾道ミサイル1発を発射したことを受け、国連安保理では15日午後から日本時間の16日未明から、緊急の非公開の会合が開かれました。


会合の後、議長を務めるエチオピアのアレム国連大使は「北朝鮮による挑発的な弾道ミサイルの発射を非難する。すべてのメンバー国はこれまでの制裁決議を直ちに完全に履行しなければならない」とする報道機関向けの声明を発表しました。


安保理では今月11日に北朝鮮への石油製品の輸出制限などを盛り込んだ新たな制裁決議が採択されたばかりで、日本の別所国連大使は、「北朝鮮の政策を変えるため圧力をかけ続けるのが日本の一貫した立場だ」と述べ、引き続き制裁の着実な実施を求めていく考えを強調しました。


一方で声明は、「平和的で包括的な対話を進めようとするメンバー国の取り組みを歓迎する」として、北朝鮮との対話の再開を重視する中国やロシアにも配慮していて、ロシアのネベンジャ国連大使も記者団に対し、「外交的な解決を目指さなければ決議を履行することにはならない」と述べ、アメリカや日本との立場の違いを浮き彫りにしました。