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アメリカ南部アラバマ州では26日、セッションズ司法長官の上院議員辞任に伴う補欠選挙に向けて、与党・共和党の候補者を選ぶ予備選挙が行われました。


予備選挙では、トランプ大統領共和党の主流派が支持する候補とトランプ大統領の元側近で一時は陰の大統領とも言われ、先月解任されたバノン前首席戦略官が支持する候補の争いとなり、アメリカのメディアは「トランプ対バノン」と報じ注目を集めました。


トランプ大統領が、共和党主流派が推すストレンジ候補への支持を呼びかけたのに対し、バノン氏は「これは共和党主流派との戦いだ」と、反主流派で保守強硬派として知られるムーア候補への投票を呼びかけました。


投票の結果、ムーア候補が勝利を確実にし、トランプ大統領ツイッターで敗北を認めました。


もともと共和党の反主流派のトランプ大統領は、選挙公約に掲げた税制改革やオバマケアの見直しなど、みずからの政策実現のため、今回の選挙では共和党主流派との協力を重視したと見られていますが、その候補が敗北する結果となり、トランプ大統領にとって痛手になると見られています。