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北朝鮮外務省のアメリカ担当、チェ・ソニ北米局長は訪問先のモスクワで29日、ロシア外務省のモルグロフ次官や朝鮮半島問題を担当するブルミストロフ特任大使と会談しおよそ4時間にわたって、朝鮮半島や北東アジアの情勢について意見を交わしました。


ロシア外務省によりますと、ロシア側は関係国に前提条件なしで北朝鮮との対話に向かうよう呼びかけている工程表に沿って、朝鮮半島をめぐる問題の平和的な解決に向けて協力する用意があることを確認したということです。ロシアとしては北朝鮮外務省の幹部を招いて会談することで、北朝鮮に一定の影響力があると国際社会にアピールしたい考えです。


一方、チェ局長は会談を終えたあと、モスクワ郊外の空港に姿を見せましたが、記者団の呼びかけには応じませんでした。北朝鮮側はロシアへの接近を図ることで、圧力を強めるアメリカのトランプ政権や、国連安保理決議による制裁を着実に実施する姿勢を示す中国をけん制する狙いがあるものと見られます。


チェ局長は、NHKがロシアとの会談の成果について問いかけたところ、「満足している」と短く答えました。ただ、それ以上は何も答えず、空港をあとにしました。


ロシア外務省によりますと、ロシア側は、朝鮮半島をめぐる問題の平和的な解決に向けて協力する用意があることを伝えたということです。


一方、北朝鮮側は、ロシアへの接近を図ることで、圧力を強めるアメリカのトランプ政権や、国連安保理決議による制裁を着実に実施する姿勢を示す中国をけん制する狙いがあるものと見られます。