シリア内戦 民間人の犠牲の多くが米ロの攻撃の巻き添え #nhk_news https://t.co/DXGajf7ZQa
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年10月1日
イギリスを拠点にシリアの内戦の情報を集めている「シリア人権監視団」によりますと、内戦による先月の死者は3055人に上り、ひと月の死者の数としてはことし最も多かったということです。
このうち、955人は民間人で、その70%以上が、過激派組織IS=イスラミックステートの壊滅を目指すアメリカ主導の有志連合や、アサド政権のシリア軍、それにロシア軍による空爆の巻き添えで犠牲になったとしています。
シリアの内戦ではアサド政権と一部の反政府勢力との間で停戦が合意されていますが、ISを含む過激なイスラム勢力は停戦の対象となっておらず、地域によって戦闘が続いています。
特に、ISに対しては、ISが「首都」と位置づける北部の都市ラッカでクルド人勢力主体の部隊がアメリカ軍などの空爆による支援を受けて攻略作戦を続け、東部のデリゾールではシリア軍がロシア軍の支援を受けて攻勢を強めています。
「シリア人権監視団」は関係各国に対し、シリアの人々が犠牲になる事態を止めるため最大限の努力をするよう求めています。