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今月、アメリカの中央銀行FRB連邦準備制度理事会は、量的緩和策で膨らんだFRBの資産規模の縮小を開始するほか、ヨーロッパ中央銀行も、金融緩和を縮小すべきか判断する方針で、欧米の中央銀行金融危機後、市場に大量の資金を供給してきた異例の金融緩和策の正常化を目指す動きを強めています。


こうした状況を受けて、世界経済の見通しを四半期ごとに取りまとめているIMFは、欧米で金融の引き締めが急激に進みドルなど主要通貨の金利が高くなれば、世界的なお金の流れも新興国から欧米へと変わる可能性があると指摘する方向です。


このため新興国の金融市場が不安定になるリスクがあると分析していて、各国の金融市場の動向を注視する姿勢を強調することにしています。


この分析結果は、来週、ワシントンで開かれるG20=主要20か国の財務相中央銀行総裁会議で報告されることになっていて、欧米の金融政策の転換が世界経済へ与える影響が焦点の一つになりそうです。

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