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ロシアのモスクワでは、今月19日から核不拡散をテーマにした国際会議が開かれる予定で、主催している団体によりますと、北朝鮮外務省のアメリカ担当チェ・ソニ北米局長を招待しているほか、アメリカからもシャーマン元国務次官が出席する見通しだということです。


チェ局長は先月もモスクワを訪れ、ロシア外務省で朝鮮半島問題を担当する大使と協議を行ったばかりで、会議の主催者は、今回チェ局長がスピーチを行う機会も提供したいとしています。


また、サンクトペテルブルクでも今月中旬、各国の議員団が交流する国際会議が開催される予定で、ロシア議会はこの会議に北朝鮮の議員団も出席する見通しを明らかにしています。


ロシアは、北朝鮮が進める核・ミサイル開発を非難しつつも対話による解決の必要性を一貫して訴えていて、北朝鮮との結びつきを強める動きを見せることで、北朝鮮に対する一定の影響力があることを強調する狙いもあると見られます。


CIAがことし立ち上げた「朝鮮ミッションセンター」のナンバー2のヨン・リ氏は4日講演し、キム・ジョンウン委員長について「理性的な人物だ。国の長期支配を望んでおり、アメリカとの戦争は望んでいない」と述べました。


そのうえで「彼の長期的な目標は、アメリカと合意して韓国からアメリカ軍を撤退させることだ」と述べる一方、今月10日の朝鮮労働党創立記念日に合わせて再び挑発行動に出るおそれもあるとして警戒していることを明らかにしました。


また、リ氏は北朝鮮に影響力を持つ中国について「いまだにアメリカの行動や本気度を見てから北朝鮮の問題に取りかかっている」と述べ、アメリカの本気度を示すためにも軍事演習などを実施して武力行使による解決も辞さない姿勢を示すことが重要だと強調しました。


一方、CIAで中国などを担当する「東アジアミッションセンター」のマイケル・コリンズ氏は、同じ講演で、中国の習近平国家主席が今月の共産党大会を通して権力の掌握をさらに進めれば一段と強硬な政策に踏み出す可能性があるとして、中国の北朝鮮政策に変化があるのか注視していると明らかにしました。