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ティラーソン米国務長官は4日、辞任を検討したことはないとし、トランプ大統領が掲げる議題に現在も就任時と同様にコミットしていると述べた。


この日はNBCニュースがティラーソン氏とトランプ大統領との間の緊張が高まったことを受け、ペンス副大統領を含む政権高官が7月、ティラーソン氏に辞任しないよう説得していたと報道。NBCは関係筋の話として、国防総省で開かれた安全保障チームと閣僚らとの会合でティラーソン氏はトランプ氏を「能なし(moron)」と呼んで批判したと報じた。


ティラーソン氏はこれを受け国務省で急遽記者会見し、「辞任を検討したことはない」とし、「トランプ大統領が自身の目標達成に向け役に立つと考える限り、国務長官のポストにとどまる」と表明。


「辞任を検討したことはないため、ペンス副大統領が思いとどまるよう説得したこともない」とし、「われわれの大統領、およびわれわれの国の成功に対し、現在も国務長官就任の要請を受諾した時と同様に強くコミットしている」と述べた。


トランプ氏については「賢明な人物だ。彼は結果を出すことを要求する」と指摘。NBCの報道にあったようにトランプ氏を「能なし」と呼んだかについては、「そのような取るに足らない事項については語らない」とし、直接的な言及は避けた。


ティラーソン氏はこの日はトランプ氏と話していないとしている。


今回の報道についてホワイトハウスのサンダース報道官は大統領専用機「エアフォースワン」機上で記者団に対し、「これまでも何度も表明してきた通り、大統領の信頼を失えば、その人物はポストにとどまることはできない」とし、トランプ大統領はティラーソン長官を信頼していると表明。ペンス副大統領は声明で、辞任を巡りティラーソン氏と話し合ったことは一度もないと述べた。


トランプ大統領ツイッターでNBCに対し謝罪を要求。これに対しNBCニュースのアンカー、ハリー・ジャクソン氏は「ティラーソン長官は報道内容の主要な点について直接否定していないため、NBCは謝罪しない」とツイートした。今回の報道に関わった複数のNBCの記者はMSNBCに対し報道内容は真実だと語っている。


アメリカのNBCテレビは4日、複数の当局者の話として、トランプ大統領の言動に不満を募らせたティラーソン国務長官が、7月に開かれた会議のさなかに大統領を「ばかだ」と批判し、その後辞意をほのめかしていたと伝えました。


報道を受けてティラーソン長官は4日、国務省で緊急に会見し、「誤った報道だ」と指摘し「辞めようと思ったことはない」と述べ、職にとどまる意向を強調しました。そのうえで、「大統領はアメリカのことを第一に考え、賢い人だ」とたたえました。


ティラーソン長官はこれまでもトランプ大統領との外交政策をめぐる意見が食い違い、大統領の言動に不満も募らせていると伝えられ、辞任するとの臆測が流れていました。


ティラーソン長官としては、それらを打ち消した形ですが、会見が緊急だっただけに、進退に関することではないかとメディアが生中継で大きく伝え、大統領との関係にこれまで以上に関心が集まる結果になりました。
一方、トランプ大統領は、銃の乱射事件が起きたラスベガスの病院を訪れた際に、記者団に対してNBCテレビの報道について、「フェイクニュースだ。ティラーソン国務長官を完全に信頼している」と述べ、ティラーソン長官との関係に問題はないと強調しました。


トランプ大統領は、ティラーソン長官の会見直後にもみずからのツイッターに「NBCテレビの報道は、ティラーソン長官に完全に間違っていると証明された。フェイクニュースだ。謝罪すべきだ」と投稿して、火消しに努めています。