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北朝鮮では7日、朝鮮労働党で重要な決定を行う中央委員会総会が1年5か月ぶりに開かれ、キム・ジョンウン委員長が核・ミサイル開発をさらに加速させる方針を強調する演説を行ったほか、党幹部の人事が決められたと、8日、国営メディアが伝えました。


党の機関紙の「労働新聞」は、新たに選ばれた政治局員5人と政治局員候補4人を顔写真とともに紹介し、このうち政治局員候補にはキム委員長の妹であり、体制の宣伝や思想教育を統括する宣伝扇動部で副部長を務めるキム・ヨジョン氏が含まれています。


キム・ヨジョン氏は、キム委員長に同行する姿がたびたび確認されてきましたが、去年5月に党の中央委員に選ばれたばかりにもかかわらず、今回、政治局員候補に抜てきされたことで、キム委員長をそばで支える側近の1人として存在感を一層増しています。


また、今回の人事では先月の国連総会での演説で、圧力を強めるアメリカを非難したリ・ヨンホ外相が政治局員候補から政治局員に昇格し、核・ミサイル開発をめぐって、トランプ政権への対決姿勢を強めている指導部の立場を反映したものと見られます。


8日はキム委員長の父、キム・ジョンイル金正日)氏の総書記就任から20年の節目で、国営テレビはキム委員長が7日、遺体が安置されている宮殿を総会の出席者たちと一緒に訪れた際の映像も放送しています。


党の創立記念日を10日に控えた北朝鮮指導部としては、キム委員長の一層の権威づけと、体制固めを図る狙いがありそうです。