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まず、書き手がよく理解していないこと、わかったつもりになって書いていることは、読者にもわかりません。ところが、書き手はつい、そういうことをしてしまうものです。


聞いた話を、咀嚼しないでそのまま書いてしまう。

そうしてデータをつぎはぎするようにして書き上げた私の原稿に対して、当時の上司は「上阪さんは、文章が堅いね」と言いました。私は、「しっかりした文章だ」という意味が込められた、ある種の褒め言葉かもしれないな、などと思うようにしていました。


でも、当然ながら、決してそうではなかった。
読者の「文章が堅い」という印象は、「意味がよくわからない」ということと同義なのです。
私の文章が堅かったのは、私がちゃんと理解ができていなかったからです。

完成した文章を読み直したとき、スルスルと読み進める中で、ちょっと「引っかかる」ところがあった。2回3回読まないと、意味がすっと頭に入ってこない。でも、何回か読めば意味は通るのだから、そのまま提出しても問題はないだろう……。


そういう文章を提出すると、必ず、「引っかかった部分」をピンポイントで、編集者から指摘されるのです。


その経験から私が学んだことは、少なくとも「自分が読んで意味がわかりにくい文章を、絶対にそのまま提出しない」ということです。これが最低条件。

だから、「ほとんど何も知らない」というレベルの人が読むことを前提に、やさしく書いていく記事にしたのです。これが、支持を得られた理由の大きな要因だったと思います。

専門用語は必ず「噛み砕いて」説明する

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