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ドイツに到着した難民や移民の数は、おととしは89万人、去年も28万人にのぼり、先月の連邦議会選挙では難民政策が主要な争点となりました。


選挙では、メルケル首相率いる与党キリスト教民主・社会同盟が、第1党は維持したものの議席を大きく減らした一方、難民の受け入れに反対する新興の右派政党「ドイツのための選択肢」は初めて議席を獲得しただけでなく第3党に躍進しました。


メルケル首相は、9日、首都ベルリンで記者会見し「ドイツが1年に受け入れる人の数が20万人を超えないようにする」と述べ、これまでの方針を転換し難民の受け入れ人数に上限を設ける方針を明らかにしました。今回の選挙結果を受けて与党内からは、首相の寛容な難民政策が右派政党の躍進を許したという批判が出ていました。


メルケル首相は、来週から中道右派自由民主党や環境を重視する緑の党との連立交渉を始める方針ですが、緑の党は寛容な難民政策を続けるよう求めており、交渉は難航も予想されます。