トランプ大統領 NBCテレビの放送免許剥奪の必要性に言及 #nhk_news https://t.co/qBXqhJ8Mas
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年10月11日
NBCテレビは11日、トランプ大統領がことし7月にティラーソン国務長官らとの会議で、アメリカが保有する核兵器を10倍近くに増やしたいと発言したと伝えました。これに対し、ティラーソン長官は驚いて、直後にトランプ大統領を「ばかだ」と批判したということです。
この報道について、トランプ大統領は記者団に対し、「フェイクニュースだ。核兵器を増やす必要はなく、近代化したいだけだ」と述べ、内容を否定しました。また、ツイッターに「どの時点でNBCの免許に異議を申し立てるのが適切だろうか」と書き込み、放送免許を剥奪する必要性にまで言及しました。
NBCは先週も、ティラーソン長官がトランプ大統領を「ばかだ」と批判し辞意をほのめかしていたと伝え、トランプ大統領は「もし彼が本当にそう言ったのなら、自分と長官のIQテストの結果を比べる必要がある」と述べています。トランプ大統領は、政権内部の確執を伝え続けるNBCに対する批判を強めていて物議を醸しています。
トランプ大統領 北朝鮮への圧力強化などを通じて解決目指す #nhk_news https://t.co/Un3h7HHlpp
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年10月12日
トランプ大統領は11日、ホワイトハウスで、記者団から、核やミサイルの開発を加速させる北朝鮮への対応について、北朝鮮との接触を明らかにしたティラーソン国務長官と同じ立場かどうか質問され、「私はほかの人とはやり方が少し違うかもしれない」と述べました。
そのうえで「私はおそらくほかの人より強く厳しい。みんなの意見を聞いて最終的に正しいことをする。これは世界の問題であり、解決されなければならない」と述べ、圧力の強化などを通じて解決を目指す考えを改めて強調しました。
北朝鮮への対応をめぐって、トランプ大統領は、前日の10日にマティス国防長官やアメリカ軍の制服組トップのダンフォード統合参謀本部議長らと会合を開きました。
ホワイトハウスは、会合でトランプ大統領が北朝鮮の攻撃に対処するための幅広い選択肢について報告を受け、協議したとしていて、軍事的な選択肢も排除しない姿勢を示し、北朝鮮をけん制する狙いもあるものと見られます。
トランプ大統領 国土安全保障長官に実務家の女性指名 #nhk_news https://t.co/DMnvTEyFul
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年10月12日
トランプ大統領は11日、新しい国土安全保障長官に女性のキルステン・ニールセン氏を指名すると発表しました。
国土安全保障省は、2001年9月のアメリカの同時多発テロ事件を受けて、テロや自然災害などからアメリカ本土を守るために設立された組織で、長官のポストは、ことし7月、当時のケリー長官が大統領首席補佐官に起用されたことで空席となっていました。
ホワイトハウスによりますと、ニールセン氏は国土安全保障省の元職員で、安全保障政策やサイバーセキュリティー、それに危機管理などの分野で経験が豊富な実務家だということです。
またケリー氏の下で側近として補佐役も担っていたことから、アメリカのメディアは、ケリー氏もニールセン氏を信頼し、今回の指名にあたっても強く推薦したと伝えています。
ニールセン氏は、議会で承認されれば正式に長官に就任することになり、今後、テロ対策や国境警備などトランプ政権が課題を抱える分野で手腕を発揮できるか注目されます。