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これは、アメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルが10日、報じたものです。


それによりますと、トランプ政権で、安全保障政策を担当していたフリン前大統領補佐官が、クーデター未遂事件の首謀者とトルコ政府が主張しているイスラム指導者、ギュレン師の身柄を引き渡す見返りに、1500万ドル、日本円でおよそ17億円を受け取る計画があったと伝えました。


報道では、フリン前補佐官は、去年12月、ニューヨークでトルコ政府側に接触し、ギュレン師の身柄をトルコ国内に輸送する方法などを話しあったとしています。


これについて、フリン前補佐官の弁護士は、声明を発表し、「とんでもない間違いだ」と否定しています。フリン前補佐官は、去年の大統領選挙からトランプ大統領を支えた側近で、ロシアとの関係をめぐる疑惑で、ことし2月に解任されています。


いわゆる「ロシア疑惑」については、モラー特別検察官が捜査を進め、トランプ政権の打撃となっていますが、ウォール・ストリート・ジャーナルは、フリン前補佐官とトルコとの関係についても捜査を行っていると伝えています。


アメリカのトランプ大統領とロシアのプーチン大統領は11日、ベトナム中部のダナンで開かれたAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議の際に短く言葉を交わしたあと、内戦が続くシリアについて共同声明を発表しました。


それによりますと、両首脳は、アメリカとロシアの偶発的な衝突を防ぐための連絡窓口を設置したことで過激派組織IS=イスラミックステートに大きな打撃を与えることができたと評価し、ISの壊滅に向けて協力を継続していくことを確認しました。


そのうえで、アサド政権と反政府勢力に対し、アサド大統領の処遇を含めた政権移行の進め方などを話し合う和平協議に積極的に参加するよう呼びかけています。


シリアでは今月9日、政府軍がIS最後の拠点だった東部の都市、アブカマルを完全に制圧したと発表し、アサド政権と反政府勢力が今月下旬にスイスのジュネーブで開かれる和平協議で交渉のテーブルに着くかどうかが焦点となっています。


この声明について、トランプ大統領は記者団に「多くの命が救われるだろう」と評価し、プーチン大統領は記者会見で「和平プロセスを始める環境作りのためだ」と述べてシリア問題の解決に意欲を示しました。


一方、両首脳が言葉を交わした際、トランプ大統領は、ロシアが去年のアメリカ大統領選挙サイバー攻撃などを通じて干渉したとされる問題について尋ねましたが、プーチン大統領は改めて干渉を否定したということです。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20171111#1510396500

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20171110#1510311011

#キッシンジャー


就任以来初のアジア歴訪を行っているトランプ大統領は12日、ベトナムでクアン国家主席と会談し、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への圧力を最大限まで高めることで一致したほか、南シナ海での領有権問題をめぐって対立する中国とベトナムの仲介を行うことを提案しました。


共同記者会見でトランプ大統領は「解決しなければならないことがたくさんあるので、私はロシアと仲よくしたい」と述べ、北朝鮮の問題を解決するためロシアとの関係を改善することに意欲を示しました。


一方、去年のアメリカ大統領選挙にロシアが干渉したとされる問題についてトランプ大統領は、「プーチン大統領は干渉しなかったと信じていると思うが、私はアメリカの情報機関を信じる」と述べました。


また、トランプ大統領北朝鮮キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長についてツイッターに、「私は懸命に彼の友人になろうとしている」と書き込んだことについて、「奇妙なことかもしれないが、可能性はある。実現すれば北朝鮮にとっても世界にとってもいいことだ」と説明しました。