シリアの化学兵器調査団 ロシア拒否権行使で権限停止へ #nhk_news https://t.co/dseh5HaClL
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年11月18日
シリアでの化学兵器の使用を巡っては、国連とOPCW=化学兵器禁止機関でつくる調査団が2年前から合同で調査を行っていて、先月には、アサド政権がことし4月に猛毒のサリンを使用したとする報告書をまとめています。
この調査団の権限が17日で終了することから、国連安保理ではアメリカが提出した調査権限を1年延長するための決議案がこれまで2度、採決にかけられたものの、アサド政権の後ろ盾となっているロシアが、調査は信用できないとして反対し、拒否権を行使してきました。
これを受けて17日、調査権限を30日間暫定的に延長することや調査団の構成や手法について国連事務総長の提言を求めることを盛り込んで日本が提出した新たな決議案の採決が行われましたが、ロシアが三たび拒否権を行使しました。
これで、調査団の権限は停止されることになり、化学兵器使用の全容の解明に支障が出るおそれが高まっています。
シリア問題を巡ってロシアが拒否権を行使したのは11回目で、米ロの対立が改めて浮き彫りとなりました。
ロシアが拒否権を行使したことについて、アメリカのヘイリー国連大使は議場で「ロシアは同盟国のシリアによる化学兵器の使用に光を当てるいかなることにも同意しないつもりだろう。なんと単純で、恥ずべきことか。ロシアの行動はシリアでの化学兵器攻撃の責任を確認するための努力を遅らせ、究極的には挫折させるものだ」と述べ、ロシアを厳しく非難しました。
これに対して、調査団が被害の現場に赴いておらず疑わしい証言に基づいているなどとして調査の在り方を非難してきたロシアのネベンジャ国連大使は「調査団の権限の延長は根本的な欠陥が修正された場合にだけ可能だ。この件でロシアを責めようとするのはやめるべきだ」と反論し、米ロ両国が議場で激しく対立しました。
中東の対立の中でロシアはイラン支持と言われるが、サウジイスラエルにも協力。対立を解消できるのはイラン敵視偏重の米国でなく、バランス外交のロシア。ロシアが、シリアでのイランの軍事活動を抑えれば、焦ってレバノンを人質にしたサウジ側を安堵させ、危機を解決できる。https://t.co/y044K3gRwv
— 田中宇 (@tanakanews_com) 2017年11月17日
サウジアラビアが、イラン敵視を口実に最低限の中東和平を実現しイスラエルと和解する米国案に乗った。東エルサレムを国際管理にしてパレスチナを蘇生。代わりに難民帰還を放棄、現居住地の国籍を与える。ヨルダンは65%を占める難民に国籍を与えると米傀儡王政が倒れる。https://t.co/JTbT7RNR3G
— 田中宇 (@tanakanews_com) 2017年11月18日
中東和平の最大の難問は、イスラエルの西岸入植地建設の凍結。ネタニヤフが入植凍結を受諾すると入植者が強い連立政権が解体し失脚する。ネタニヤフが左派と連立を組み直そうとすると既存のスキャンダルで訴追される。イランの脅威を使ってジレンマを断ち切れるのか。https://t.co/Ii50qZnIum
— 田中宇 (@tanakanews_com) 2017年11月18日
史上初めてサウジから取材されたイスラエル軍の参謀長が、サウジとの諜報共有を提案。サウジからヒズボラ空爆を頼まれたイスラエル軍が「ヒズボラの武器庫の場所を教えるから自分で空爆してね」と答えたのが提案の意図。米軍も含め、強くなったヒズボラを誰も攻撃したくない。https://t.co/xkmQLO2jJT
— 田中宇 (@tanakanews_com) 2017年11月18日
Lebanese PM Hariri arrives in Paris – TV https://t.co/yi3CWGqq9C pic.twitter.com/nxPa1yw0TT
— RT (@RT_com) 2017年11月18日