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レバノンのハリリ首相は、暗殺されるおそれがあるとして今月4日、訪問先のサウジアラビアで突然、辞意を表明し国内のイスラムシーア派組織、ヒズボラと、その後ろ盾となっているイランを非難しました。


ハリリ氏は、ヒズボラに融和的な態度をとってきたことで、スンニ派サウジアラビアに拘束され、辞任を強要されたとの見方も出る中、18日、フランスの招きに応じてパリに移り、マクロン大統領と会談しました。


会談後、ハリリ氏は記者団に「近くレバノンに戻って独立記念式典に出席し、政治的な立場をアウン大統領に伝える」と述べ、今月22日の式典までに帰国する意向を明らかにしました。


ハリリ氏をめぐる混乱をきっかけに、中東の大国、サウジアラビアとイランの対立がレバノンを舞台に表面化し、中東で新たな火種になりかねない状況で、レバノン旧宗主国で歴史的に関係の深いフランスの関与で、混乱が収束に向かうのか注目されます。

ロイター通信によりますとドイツのガブリエル外相は16日、レバノンのバシル外相との会談のあと、記者団に、「われわれはレバノンの側にある。ヨーロッパは、冒険主義を許容できない」などと述べました。


これを受けて、サウジアラビアの外務省は発言は「理不尽かつ不当だ」としてドイツに駐在する大使を召還することを決めました。


レバノン政府は現在、イランと融和的な立場を取っていることからレバノンを擁護する今回の発言は、サウジアラビアを暗に批判したものと受け止めたと見られます。


サウジアラビアとしては、対立するイランの影響力がレバノンで増していることが地域の不安定要因になっているというみずからの主張に国際社会の理解を求めたい考えで、この問題をめぐる各国の反応に敏感になっているものと見られます。


レバノンのハリリ首相は、今月4日、暗殺されるおそれがあるとして、訪問先のサウジアラビアで突然、辞意を表明しました。
ハリリ首相は、イスラム教のシーア派組織ヒズボラに融和的な態度をとってきたことから、対立するスンニ派サウジアラビアに拘束され、辞任を強要されたとの見方も出ており、周辺国も絡んで政治的な混乱が深まっています。


こうした中、アメリカのトランプ大統領は18日、レバノン旧宗主国で歴史的に関係の深いフランスのマクロン大統領と電話で会談しました。ホワイトハウスによりますと、両首脳はレバノンで影響力を増すヒズボラや、その後ろ盾となっているイランによる行動は地域を不安定にするとして、同盟国と協力して対処する必要があるという認識で一致したということです。


アメリカは、レバノンを舞台にサウジアラビアとイランの対立が表面化し、中東での新たな火種になりかねないと警戒を強めていて、フランスなどとともに事態の収束を急ぎたい考えです。

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