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メルケル首相が率いる中道右派キリスト教民主・社会同盟は、自由主義経済を掲げる自由民主党と、環境を重視する緑の党との間で4期目の政権発足に向けた連立協議を続けてきましたが、難民政策などを巡って折り合いが付かず、交渉は決裂しました。


これを受けてシュタインマイヤー大統領は21日、自由民主党、そして緑の党の党首らと相次いで会談し、連立政権の樹立に向けてさらに努力するよう促したものと見られます。


シュタインマイヤー大統領は、23日にはメルケル首相の党との連立を解消する方針を示している中道左派社会民主党の党首とも会談する予定です。


大統領による仲介がうまくいかなかった場合、メルケル首相は、少数与党による政権運営を目指すか、議会を解散して再選挙に打って出るか、どちらかを選択することになりますが、メルケル首相は再選挙を望む考えを示しています。

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