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 でも、忘れてはいけないのは、あなたは「専門だけやってきている」一方、内部の東大生は学部2年の中頃まで教養学部に所属し、他の科目もめちゃくちゃきちんとやらされていること。しかも、大学受験で、文系科目も含めたセンター試験、理科を最低でも2科目はめっちゃきちんとやっています。なので、内部生は、自分の専門は化学だから数式が苦手ということや、pHってなんだっけ?自分の専門は物理だからわかんないや、理系だから英語はあんまりできないんだよなぁー、などということが、ほぼ絶対にありません(極々たまーに忘れている人はいるけど本当にめっちゃレア)。さらに文系科目についても、すごく見識が深かったりします。
 これは、外部でもよその国立大学から来ている学生も持っている能力ではあるんですが、率として、東大内部生は圧倒的にこの幅広い見識とバランスの良さを誰も絶対に落としていません。この「幅広い見識とバランスの良さ」というのが、実は、東大最大の武器でストロングポイントなのですが、、このスゴさに気がついていない東大関係者は多いイメージがあります(東大だけみてると、それに気がつけないのかな?)。逆に言えば、あなたも、専門以外もバランス良く最低限勉強しておけば、あまり東大内部生を必要以上に恐れたり意識したり怖がったりする必要は無いかと思います。

 学部から東大に入った東大生の多くは、塾や予備校に通っていた時期があります。塾や予備校では「学校ではこうやって教えたかもしれないけど、ほんとはー」とか「受験ではこうしたほうがラクでーす」というような伝え方をしがちなので、「アンチテーゼ≒正しいこと」というパブロフ効果になってしまっている東大生は、案外多いものです。しかも、賢さを絶対に保っていなきゃいけないという周囲の要請から、「なーんも考えていないで、誰か賢い人が言っていることを、ただ自分も言っているだけ」ということがバレてはいけませんから、「いかにも考えていそうなアンチテーゼ」というのを愛している人が、やたらめったら多いです。

指導教員の先生など誰かこの人!と決めたら、その人の要求に最適化して自分の行動を最短経路で選ぼうとする人は多いです。これは指導者が完璧なら良いですが、指導者が不完全やその立場に足る人物でないと、(特にサイエンスの場合)危険なこともあります。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170705#1499251022

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20151009#1444387079(近代の法、経済、政治、倫理、政治哲学が問題にしているのは個と全体の関係です。)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080122#1203420789(本来、「個」と「全」の調和が人類生存の理想であることは、何人も疑わないであろう。)

民法|e-Gov法令検索

(基本原則)
第一条 私権は、公共の福祉に適合しなければならない。
2 権利の行使及び義務の履行は、信義に従い誠実に行わなければならない。
3 権利の濫用は、これを許さない。
(解釈の基準)
第二条 この法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等を旨として、解釈しなければならない。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170321#1490092811

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20110414#1302791696(「人間相互の関係を支配する崇高な理想」とは、隣人愛・信頼・平和といったような、自主的な人間の結合として成立する民主的社会の存立のために欠くことのできない、人間と人間との関係を律する最高の道徳則――いわばカントが、星をちりばめた天にも比した「胸の内の道徳則」のようなもの――を意味する、と解することができようか。)