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 決議の根拠になっているのが、今年9月の理事会で承認されたリスク管理規定。そこには「協会員はリスク発生後、速やかに主管部の長や主事に必要な報告をし、主管部の長又は主事の指示に従う」「危機管理委員会は、必要と認められるときは、協会員及び職員に対して一定の行動を指示又は命令できる」「危機管理委員会からの指示又は命令には従って行動しなければならない」とある。


 貴乃花親方が速やかに協会に報告せず、これまで危機管理委員会からの事情聴取の要求に応じなかった事実は、明らかにリスク管理規定に反しているし、「結束して協力し合う」との決議事項に引っ掛かる。「必要な懲戒を行う」ための十分な根拠になるのだ。


 これによって相撲協会の定款で評議員会に与えられた権限、つまり「理事が職務上の義務に違反し、又は職務を怠ったときは評議員会の決議によって解任できる」(第18条1、第32条1)に該当することがいよいよ明確に。今後、危機管理委員会の調査が終了、評議員会で貴乃花親方の理事としての責任が問われ、過半数が「ノー」の判断を下すことになれば、その時点で、理事職は解かれる。


 外堀を埋められた貴乃花親方の「理事解任」はもはや時間の問題だ。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20171201#1512126434
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20171130#1512038313
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20171125#1511606662(相手が合法で来るなら、こちらもルールに則った対応で反乱分子をつぶしにかかろうというのが、日本の組織の自己防衛システムだ。)


角界では、ビール瓶は特別で象徴的な意味を持つんです」


 と、スポーツ紙の相撲担当記者が「日馬富士一派」vs.「貴乃花陣営」の内幕を明かす。


「2007年、時津風部屋で『かわいがり』の結果、新弟子の少年が死亡する事件が発生。この時、使われたのがビール瓶でした。事態を重くみた日本相撲協会は、司法判断を待つことなく時津風親方を解雇。つまり、ビール瓶で人を殴れば亡くなることもあるという忌まわしい記憶が角界には残っていて、日馬富士もビール瓶を使ったのであれば、警察の捜査如何(いかん)によらず解雇になる可能性があった。だから、日馬富士側は必死にビール瓶での暴行だけは否定していたんです」