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 出雲大社の歴史をひもといた原武史著『〈出雲〉という思想』によると、


〈そもそも出雲大社では、出雲国造(いずもこくそう)と呼ばれる世襲の神主が、祭祀をつかさどっていた。出雲国造は、国造制が消えたはるか後の近代日本にあっても、全国でただ一つ国造を名乗っており、その祖先は天皇と同じく、アメノホヒノミコトという神とされていた。つまり出雲国造とは、天皇と並ぶもう一人の「生き神」であったのであり、天皇にも匹敵する宗教的な権威をもっていたのである(略)〉


 脈々と繋がるこの出雲国造の84代目が他ならぬ千家家の当代で、先に挙げた宮司の尊祐氏に当たるのだ。

 夫婦の仲について、千家家の事情に明るい関係者によると、


「確かに、我々はみな2人の関係が芳しくないという認識をしています。典子さんは都会で、東京のど真ん中でずっと暮らしてきて、突然あんな田舎に連れてこられても土台無理。出雲の冬の寒さに音をあげられたというのも大きい。若い頃にちょっと会っただけでロクにデートもせず、“大丈夫?”って声はしきりにありましたけどね。基本的に別居しており、もうその期間は長くなっています」


 宮内庁担当記者も、


「典子さんは、東京での滞在時間の方が圧倒的に長いというような話は前から聞いておりました」  


 と同調するように継ぎ、


「彼女の日常生活は完全にお姫様状態なんです。構われ過ぎてしまうので居心地が良くないんだと、ちらほら聞こえて来ている。もう1つ、国麿さんがちょっと心身症気味なんじゃないかということも耳にしました」

「すぐに離婚というのはないんです。千家家は、国家的な慶事を大事にするという考えで動いている。それに久子さまは五輪招致の立役者でいらっしゃる。付け加えると、その前には天皇陛下の退位や新元号のスタートなどの大イベントもあるので、水を差すような離婚などできようもありません。裏返せば、その後に離婚は避けられないということでもある」(先の関係者)

 他方で、千家家の菩提寺の住職は、


「国麿さんのご病気については、何かもともと気鬱だって聞きますね。それで気分的に塞いでいるというか。普通の公立小中に通ったおとなしい人なので、皇族として育った典子さまとうまくいくのかと気になっていたんです。結婚直後の正月の行事には典子さまが出ると思ったら出なかったし、去年8月の千家家先祖供養の霊祭では国麿さんはおらず、典子さまだけ。最近は2人で出かけるという話は耳にしません」


 と、また違った反応。

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