なぜ「相手に同情すること」は間違った行動なのか? - アルフレッド・アドラー100の言葉 https://t.co/Y2mnLuXGUu
— ダイヤモンド・オンライン (@dol_editors) 2017年12月14日
相手を勇気づける時に大切なのは相手に共感することです。しかし、私たちはえてして共感の意味を勘違いし、共感するつもりで「かわいそうに。大変だったでしょう……」と同情をしてしまいます。自分の感覚を相手に押しつけてしまうのです。
共感とはそもそも、相手の関心に対して関心を持つことです。しかし、同情したり押しつけたりする人は、相手の関心ではなく自分の関心に関心を持ち、自分の関心を相手の状況に当てはめてしまう。そこから失敗が始まるのです。
共感をさらに詳細に定義するならば、「相手の置かれている状況や考え方、意図、感情、関心などに関心を持つこと」と言えるでしょう。アドラーはこれを非常にわかりやすい例えで以下のように言っています。
「共感とは、相手の目で見、相手の耳で聞き、相手の心で感じること」なのです。
しかし、これは簡単なことではありません。私たちはえてして、共感しているつもりで間違った行動を取ってしまいがちです。「自分の目で見、自分の耳で聞き、自分の心で感じていること」を相手に当てはめて、相手に共感したつもりになってしまうのです。自分は相手に自分の視点を押しつけていないだろうか?常にそう自問することで、その過ちを避けることができるようになるでしょう。