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日本政府は19日の閣議で、北朝鮮の核・ミサイル開発が新たな段階の脅威となる中、地上配備型の新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」2基を導入することを決めました。


これについて、ロシア外務省のモルグロフ次官は、19日、「両国関係の雰囲気に否定的な影響を与え、それに伴って、平和条約締結に向けた作業にも影響が及ぶことになるだろう」と述べ、北方領土問題を含む平和条約締結の交渉にも悪影響を与えうると日本側をけん制しました。


一方、ロシア外務省で軍縮を担当しているウリヤノフ局長も、イージス・アショアは、巡航ミサイルを搭載すれば攻撃兵器になるとし、日本の協力のもとでアメリカがミサイルシステムを配備するもので、冷戦時代にアメリカと旧ソビエトが結んだINF=中距離核ミサイル全廃条約に違反するものだと批判しました。


ロシアは、アメリカが、ヨーロッパのみならず、北朝鮮の脅威を理由に北東アジアでもミサイル防衛システムの配備を拡大させていると強く反発しており、今回、イージス・アショアの導入を決めた日本に対しても批判を強めたものです。

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