https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com


サイエンスは毎年、この時期に、科学の分野での1年間の最も重要な成果や出来事を「ブレークスルー・オブ・ザ・イヤー」として特集しています。


ことしは、重力波の観測をもとに世界各地の3500人以上の研究者が協力して行った「中性子星の合体」の観測が選ばれました。


中性子星の合体は、金やプラチナといった元素が出来るもととなる宇宙の現象で、これまで理論的には予測されていたものの、実際に観測されたのは初めてで、サイエンスは、重力波に加え、光やガンマ線などさまざまな手法を駆使して観測されたとして高く評価しています。


一方、サイエンスは、ことしの科学の分野での懸念として「トランプ政権と科学の関係」を挙げました。


この中で、トランプ政権が、地球温暖化対策を否定しパリ協定からの脱退を表明したことや、科学研究予算を大幅に削減する方針を打ち出したことを指摘し、政治と科学の「とんでもない決別だ」としています。


そして、「科学が人々の健康や国の繁栄、安全保障に貢献してきたことを、トランプ政権は全く気にかけていないようだ」とトランプ政権を批判し、異例の懸念を示しました。