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ハンガリーのオルバン政権は、憲法などをたびたび改正し、政権に批判的なメディアやNGOなどを廃業に追い込んできたほか、EU加盟国で分担を決めた難民の受け入れも拒否して、反EUの姿勢を強めています。

このためEUの議会に当たるヨーロッパ議会では、オルバン政権がEUが重視している「自由」や「平等」を脅かしているとして、制裁の手続きを取るよう求める提案が行われ、12日、賛成多数で採択されました。EUでのハンガリーの議決権を停止して、意思決定に関われないようにすることも視野に入れ、今後、加盟国で審議します。

議会の採択についてハンガリー政府は「移民を積極的に受け入れたい政治家たちによる取るに足らない仕返しだ」と反発したうえで、EU司法裁判所への提訴も含めて対抗策を検討していると明らかにしました。

議決権の停止には加盟国の全会一致の同意が求められていますが、ハンガリーの立場を支持するポーランドが反対することが確実と見られています。

このためハンガリーが態度を軟化させる可能性は低いとの見方が早くも出ていて、EU内部の対立が鮮明になっています。