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北朝鮮の首都ピョンヤンを18日訪れたムン・ジェイン大統領は、韓国の大統領として初めて朝鮮労働党の本部でキム・ジョンウン委員長との首脳会談に臨み、およそ2時間にわたって意見を交わしました。

首脳会談の詳しい内容は明らかになっていませんが、会談後に開かれた晩さん会のあいさつで、キム委員長は「ムン大統領と一緒に『パンムンジョム(板門店)宣言』を発展させるため、諸般の問題を虚心たん懐に話し合う」と述べました。
これは、ことし4月の南北首脳会談で非核化に取り組むと表明した「パンムンジョム宣言」を履行する意思に変わりはないと強調したものです。

これに対し、ムン大統領も、「朝鮮半島の完全な非核化と平和の定着も重要な議題だ。互いを理解して配慮するならば、乗り越えられない困難はないだろう」と述べました。

このように、南北の首脳は、共に非核化をめぐる米朝協議のこう着状態を打開したいという意思を示し、19日午前に予定されている2日目の会談で、アメリカが求める核兵器の申告など、非核化に向けた具体的な措置について、キム委員長がこれまでより踏み込んだ立場を示すのか、注目されます。

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アメリ国務省のナウアート報道官は18日の定例会見で、南北首脳会談について、「北朝鮮の非核化に向けた意義のある前進を期待している。キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長がトランプ大統領に約束したことを果たす歴史的なチャンスだ」と述べました。

一方で、ナウアート報道官は国連総会の期間中の今月27日、ポンペイ国務長官が議長を務め、北朝鮮をめぐる国連安保理の閣僚級会合が開かれることを明らかにし、「北朝鮮に対する経済制裁を着実に実行する必要があると強調したい」と述べました。

北朝鮮に対する制裁をめぐって、アメリカはロシアが制裁違反をし、違反を記した国連の報告書を書き換えさせたと非難しているのに対して、ロシアは真っ向から反論し、対立が深まっています。

アメリカは非核化に向けた米朝の協議が難航する中、制裁逃れで圧力が弱まれば北朝鮮が非核化に応じなくなると懸念していて、閣僚級会合で各国に制裁を着実に実行するよう改めて働きかける狙いがあります。

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韓国のムン・ジェイン文在寅)大統領と北朝鮮キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長の2日目の首脳会談が、19日午前10時ごろから、ムン大統領が宿泊している迎賓館で始まりました。会談終了後には、両首脳がそろって合意内容を発表する見通しで、キム委員長が非核化に向けて、より踏み込んだ立場を示すのか注目されます。

北朝鮮キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長は、19日午前10時ごろ、韓国のムン・ジェイン大統領が宿泊しているペッカウォン(百花園)迎賓館を訪ね、18日に続いて2日目の首脳会談を行いました。

19日の会談は、18日と異なり、同席者を交えず、2人きりでおよそ1時間10分にわたって意見を交わしました。

会談のあと、両首脳はそろって会談結果についての「ピョンヤン共同宣言」に署名し、両首脳は笑顔で握手しました。

キム委員長は朝鮮半島核兵器も核の脅威もない平和の地にすることを積極的に確約した」と述べました。

また、「近い時期にソウルを訪問する」と述べ、実現すれば、北朝鮮の最高指導者が南北分断後、初めて韓国の首都を訪問することになります。

これについて、ムン大統領は「近い時期というのは、特別な事情がなければ年内ということだ」と述べ、ことし中にもキム委員長がソウルを訪問するという見通しを明らかにしました。

今回の会談は非核化をめぐる米朝の協議がこう着状態の中で行われ、アメリカが求める核兵器の申告など、非核化に向けた具体的な措置について、キム委員長がこれまでより踏み込んだ立場を示すのか、注目されていました。

また、これに合わせて、韓国のソン・ヨンム(宋永武)国防相北朝鮮のノ・グァンチョル人民武力相は、軍事的な緊張の緩和に向けた措置などを盛り込んだ文書に署名しました。

19日に行われた韓国のムン・ジェイン文在寅)大統領と北朝鮮キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長との2日目の首脳会談について、韓国大統領府は当初、2人きりで行われたと発表しましたが、その後、韓国側は、ソ・フン(徐薫)国家情報院長が、北朝鮮側は、キム・ヨンチョル副委員長がそれぞれ同席していたと訂正しました。

韓国のムン・ジェイン文在寅)大統領は、北朝鮮キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長とともに共同宣言に署名したあとの記者発表で、「アメリカの相応の措置にしたがって、ニョンビョン(寧辺)にある核施設についても追加的な措置をとる」と述べ、アメリカの対応次第で、北朝鮮がさらなる措置を取る可能性を示唆しました。

https://d1021.hatenadiary.com/entry/2018/09/19/211127(合意文書の全文)