中国 貴州省幹部「問題ある本土以外の書籍に夢中」で失脚 #nhk_news https://t.co/cFY2tp3qhz
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年9月21日
中国共産党の党員の汚職を取り締まる中央規律検査委員会は20日、中国内陸部の貴州省で副省長を務めた王暁光氏が「規律に違反し、政治的な信念を失った」として党籍を剥奪したほか、公職をとく処分を行ったと発表しました。
それによりますと、王氏は、職権を使って賄賂を受け取りぜいたくな生活を送っていたほか、「政治的に重大な問題のある中国本土以外の書籍に夢中になった」などとして、幹部にもかかわらず共産党の理念に背いたということです。
中国では、出版・販売される本の内容が厳しく検閲されているほか、3年前には言論の自由が認められている香港で、共産党に批判的な本を扱っていた書店の関係者が中国本土で違法に本を販売したなどとして相次いで拘束されました。
習近平指導部は、すべての党員に忠誠を誓うよう強く求めており、海外や香港の本を通じて共産党に批判的な思想などが広まらないよう徹底する狙いがあるとみられます。