パレード銃撃「米が後ろ盾の国」が関与の見方 イラン政府 #nhk_news https://t.co/4ghWZjIRxb
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年9月22日
イラン南西部フーゼスタン州のアフワズで22日午前、軍事パレードが行われていたところ、4人組の武装グループが乱入し、来賓席が設けられたステージや見物客に向けて発砲しました。
この銃撃で、パレードに参加していた革命防衛隊の兵士や見物に訪れていた市民ら25人が死亡し、60人余りがけがをしました。
武装グループは全員射殺され、治安当局はテロ事件と断定して捜査しています。
事件を受けて最高指導者ハメネイ師は「アメリカを後ろ盾とした国が域内の安定を損ねている」とする声明を発表し、軍の司令官も「実行犯は湾岸諸国の2つの国で訓練を受けていた」と述べるなど、外国が関与したとの見方を強めています。
一方、この地域で分離独立運動を展開しているアラブ系の武装組織は地元メディアに対して犯行を認め、アラブ系住民に対する抑圧が事件につながったと主張しています。
事件が起きたアフワズはイラクとの国境に近く、少数派のアラブ系住民が多く暮らしていて、過去には州政府の建物や石油関連施設を狙った事件も起きていました。
イランでは去年6月、首都テヘランで議会など国の重要施設を狙ったテロ事件が起きましたが、現在のイスラム体制を守る役割を果たしてきた革命防衛隊を標的とした事件は異例で、大きな衝撃が広がっています。