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台風一過により、蒸し暑さが戻り、全身汗でずぶ濡れになりながら、白山信仰の入り口の一つ、越前馬場「白山平泉寺(はくさんへいせんじ)」に立ち寄った。
ここは養老元年に泰澄大師(たいちょうだいし)によって開かれ、最盛期には周囲に六千坊八千の僧兵がいたという。当時は一大勢力として平泉寺の名は全国に知れ渡っていたであろう。
そして、今日これから登る経ヶ岳も、ここ平泉寺と深く関わりがあり、経典の入った経筒(きょうづつ)が山頂から見つかったことで、経ヶ岳となったという。

経ヶ岳へは、たくさんの修験者が歩いたという、越前禅定道(えちぜんぜんじょうどう)を経由して、一度林道に出てから、登山口を目指した。

登山口から標高差が700メートル程だったので、比較的楽だろうと、少し油断していた。
しかし、保月山(ほづきやま)への登りで、容易くはないと直ぐに悟る。大昔の火山活動でできた山だけあり、尾根道は険しく、東側が崩れ落ちていた。麓からはわからないが、経ヶ岳へと続く尾根道を歩いていると、紛れもなく大きな噴火口だったことに気が付く。

経ヶ岳 (福井県) - Wikipedia

今回は季節が初秋、水田の稲は金色に染まっている。

途中、日本ではまだまだ取得者が少ないというGAP認証(食の安全や環境保全に取り組む農業に与えられる認証)取得者のおじさんと出会った。
今では、オリンピック、パラリンピックなどの国際大会では、この認証がないと食事を提供できないという。
リモコンヘリで農薬を稲に散布する方向を見て、「GAP認証では、基準が厳しく農薬を散布することはできないんだよ。」農薬を散布した米は、身体に有害なものを蓄積させるという。
立ち話の中で「いくつになっても頭と体を使うことをやめたらダメだ。両方使わないと成果は出ない。」という言葉が響いた。

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