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9月25日に、高島屋が東京・日本橋の旗艦店に新館をオープンさせました。新館だけで115ものテナントを誘致。本館なども合わせて1つのショッピングセンターと位置づけ、目指すは「脱デパート」。一方、三越も旗艦店が来月に新装オープン。こちらが目指すのは、人ならではのおもてなしで、いわば「原点回帰」。ネット通販などに押されるデパートが、同じ日本橋を舞台に、“真逆”のコンセプトで火花を散らしています。

テナントの中身と運営の在り方がこれまでと違う。従来デパートの売り場の中心だった婦人服や紳士服を縮小。早朝から夜遅くまで営業しているカフェや飲食店を中心に据えて、出勤前に利用できるヨガスタジオも入れた。
日本橋やその周辺で相次ぐオフィスやマンションなどの再開発で増え続ける、30代から40代を中心とした働く世代や子育て世代を、新たな顧客として取り込むのが狙い。

さらに、デパートは従来テナントを入れた場合は、そのテナントの売り上げに応じて一定割合の金額を収入として得る形が一般的だったけど、ショッピングセンターのようにテナントから賃料を得る形にして安定的な収益につなげるところも、「脱デパート」と言える。

一方、三越日本橋本店といえば、明治時代に日本初のデパートを名乗ったことでも有名ですよね。そこがあえて「おもてなし」を掲げる訳ですね。

すべてのフロアに、婦人服、紳士服、和服、時計・宝飾品、美術品など、各分野の専門知識を持った、およそ90人の「コンシェルジュ」を新たに配置する。

原則1対1で客の要望を聞き取り、売り場やブランドにとらわれない商品やサービスを提案するとしている。予約がなくても利用でき、コンシェルジュへの相談は無料だそうよ。豊富で幅広い商品知識を備えている人材をたくさん抱えているデパートの強みをいかそうということ。おもてなしへの「原点回帰」という考えね。
さらに、最新のデジタル技術も取り入れて、顧客の好みや購入履歴を、販売担当者の全員がスマートフォンなどの端末で共有できるようにした。この取り組みで、売り上げを年間100億円押し上げたいとしている。

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